Service 事業紹介

自然も暮らす人も ゆたかになる未来へ

北海道の自然資源を有効活用した”わくっと”する
新事業の企画・提案・運営を行っています。
ニッタグループは、十勝地方で 100 年以上、時代の変化にあわせて林業、
乳牛や馬の育成、乳製品の加工販売などに取り組んできました。

Maple Syrup メープルシロップ事業

カナダのメープルシロップ産地と
緯度も含めたロケーションが似た十勝地方

北海道十勝は、カナダ最大のメープルシロップ産地ケベック州と緯度などロケーションが近く、気候風土が類似しています。

樹液が甘くなるのは樹木自身が生命を維持するために樹液糖度を高めて凍結から身を守るためであり、また、暖かい地域では樹液はすぐに酸化・腐敗して美味しくなくなります。冬の間に氷点下の厳しい寒さが一定期間続くこの十勝に育つ樹木だからこそ、高品質な樹液が得られます

メープルシロップ独特の風味と
あっさりとしたキレ味の良いシロップ

カナダ産のメープルシロップは主にサトウカエデの樹液から製造されていますが、当社の「MOMIJI SYRUP」は、日本固有種のイタヤカエデとヤマモミジの樹液から製造されており、イタヤカエデのさっぱりした味とヤマモミジのコクの深い味を上手く混合したシロップとなっています。

最先端のカナダ製メープルシロップ製造システム

カナダ、アメリカ以外では初となる大規模メープルシロップ製造工場には、大型高効率の加熱濃縮機など最先端のカナダ製設備を完備し、工場近くの山林に整備した樹液回収用のチューブラインから新鮮な樹液が自動で送られ、高品質なメープルシロップが製造可能です。

樹液を加熱濃縮する燃料には山林の整備で発生した間伐材を利用してCO2排出を抑えるなど、環境にも配慮しています。

Consulting メープルシロップ事業化支援

メープルシロップを北海道の一大産業に

山林を有する企業や自治体のみなさまにむけて、カエデ林の調査・整備・維持・管理、メープルシロップの製造や設備導入・維持管理の請負やノウハウの提供を行い、メープルシロップ事業参入をサポートいたします。

日本のメープルシロップ市場で国産品は1%もありません。これは、国内では木一本ずつから樹液をバケツで集めて小規模低効率な濃縮設備で製造するため経済性に乏しく、社会的な意義に頼った活動になるためです。カナダの最先端システムを導入して効率化することで、メープルシロップ製造販売を北海道の新たな産業にできます。

伐る林業から伐らない林業への転換

これまでの伐る林業では、植林してから木材となるまで30~50年以上と、投資回収に時間がかかり、需給の変化にも弱い課題があります。また、経済性を追求した単層林では根圏や生物圏の多様性に乏しく、皆伐のたびに多様性が失われるため、温暖化による災害や病虫害の増加への対応力も低く、経済的な自立がより困難になってきました。

カエデの木の樹液は伐採することなく毎年得られます。木の成長を阻害しない樹液全体の5%以下の量を毎年わけてもらうことで、短いサイクルで投資回収する安定的な経営が可能となります。さらに、多様な広葉樹が共生する強い自然を育てることが、高品質なメープルシロップづくりにつながります。

メープルシロップ事業で自然も人もゆたかに

原材料となる樹液の採取とメープルシロップの製造は、一般的に林業の閑散期である冬の間のみ可能なため、余剰労働力の活用による林業全体の採算性改善が見込めます。

ニッタグループが北海道の森林と巡り合って100年以上。これまで広大な森林 (約6700ha) を管理し森づくりを継続してきました。メープルシロップの事業が、これからも豊かな自然を守り・育てる新たな仕組みとなり、そこに暮らす人もゆたかになる、そんな未来を描いています。

Milk 乳製品

日本の酪農の先駆けとなる

1917年海外から高乳量の種牛を導入し、当時最先端となるアメリカ式牧場経営を開始しました。新田牧場の高乳量の子牛は基礎牛として1965年までに国内外に1000頭以上提供され、生乳生産量拡大に大きく貢献しました。

十勝の大地で育った牛の
新鮮な牛乳を用いた乳製品の販売

自家生産乳で日本初の発酵バター製造を行い国内各地で販売され、練乳製造では国内だけでなく台湾・朝鮮・南洋諸島にも販売されました。

現在でも100年以上の歴史をもつ新田牧場の生乳は、バターやチーズなどに加工されて販売されています。

お問い合わせはこちらから

wakutto_info@nitta.co.jp

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